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VR/AR Startups

よくわかるVR/ARスタートアップ

AppleがどんなARグラスを作っているのか予想してみた

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AppleのTim Cookが最近ARに言及する機会が増えてます。スタートアップとしては、次の事業機会を捉える上で、Appleの動きは無視できないところ。また、VR/AR業界にいない人からすると、ARグラスと言えばGoogleグラスのようなデバイスを想像する人が多いんじゃないでしょうか。僕は、次に発売する端末はスマートフォンを差し込むタイプのAR/VR兼用グラスを発売すると予想してますが、その根拠をまとめてみました。

赤外線AR技術について

Appleは、従来のARマーカーを活用したAR技術とは異なり、MicrosoftのHololensとGoogleのTangoで採用されている、赤外線を活用したAR技術を採用すると考えられます。赤外線AR技術は、端末に搭載されている赤外線照射センサーを活用して、空間認識ができることが特徴です。天井や壁を認識できるのはもちろん、寸法などの把握も可能なため、情報をアウトプットするだけでなく、インプットする手段としても期待されてます。ポイントは、この技術の実現には端末側に赤外線照射センサーを搭載することが不可欠だということです。

k-tai.watch.impress.co.jp

次期iPhoneの機能について

今年はiPhone発売10周年を記念して、iPhone7s、iPhone7s Plusに加えて、iPhone8が発売されると噂されてます。iPhone8に搭載される機能としては、まず前面に2台のカメラを搭載することで、顔を立体的に認識することが可能になり、背面にはGoogle Tangoの様な空間認識が可能な赤外線AR機能が実装されると噂されてます。赤外線照射センサーをiPhone側に搭載するか、ARグラス側に搭載するかでグラスの形状が大きく変わってくるのですが、ARグラスがなくてもAR機能を利用するために噂通りiPhone側に搭載する可能性が高いと思います。

iphone-mania.jp

ARグラスの形状について

AppleスマートフォンをARグラスに挿入するタイプと、Googleグラスのようにスマートフォンと通信して単体で動作するタイプの2種類の特許を取得していますが、iPhone側に赤外線照射センサーを搭載することを考えると、前者のスマートフォンをARグラスに挿入するタイプのARグラスを発売する可能性が高いと思います。そのため、Hololensの様に現実空間の上に情報が表示されるのではなく、カメラを通して見た現実空間の中に情報が表示されることになると思います。

www.gizmodo.jp

スマートフォン挿入型ARグラスのメリット、デメリット

スマートフォン挿入型ARグラスのメリットとしては、VRも同時に実現できることがあります。Tim CookはARにはVRよりも圧倒的な可能性があると言及していますが、VR自体を否定しているわけではありません。AppleがVR市場自体も押さえていこうと考えることは妥当なことだと思います。また、360度全方向を利用できることで、Hololensよりも高い視野角を実現できます。デメリットは、カメラを通すことで解像度が下がり、フレームレートが落ちてしまう点と、ARグラスの重量が重たくなってしまい、常時かけることが難しい点です。

ARグラスの利用シーンについて

スマートフォン挿入型になることで、ARグラス単体での利用が難しくなり、また重量も重たくなってしまうことで、利用シーンは限定されてしまうように思います。しかし、Googleグラスのように単体で動作するけれど(スマートフォンと通信して)、特に用途がない端末よりも実際に使われる機会が多いように思います。

Appleが開発中のARアプリケーション

Tim Cookの発言を見る限り、AppleはAR機能を搭載したグループビデオチャットのアプリケーションを開発している可能性が高いと思います。具体的には、ARグラスを搭載している人達が会議をしている中に、iPhone8でリアルタイムに顔を認識した人物をホログラフィック表示するアプリケーションです。まるでSF映画のような体験に感じるのではないでしょうか。

ARグラスの発売時期について

最短でiPhone8と同時発売される可能性がありますが、報道を見る限り年内の発売は難しそうで、Apple Watchの様にiPhoneと同時に発表し、発売自体は来年に行う可能性が高いように思います。

 

AppleがどんなARグラスを発売してくるのか楽しみです。どんな端末を発売するにしても、これからARグラスが普及していく中での初めの一歩で、iPhoneが3Gになり画面が大きくなっていったように、Apple WatchGPSを搭載していったように、徐々に便利になり、最初はこんなのいらないと思っている人たちも、いずれ自然に利用する様になるのではないかと思います。