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VR/AR Startups

よくわかるVR/ARスタートアップ

Tabletop Simulatorに学ぶVRでのネットワーク効果の働かせ方

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Steamで配信中のTalbletop SimulatorがVRに対応したことが発表されました。Tabletop Simulatorは正確にはゲームではありません。物理エンジンでカードゲームやボードゲームなどの道具を再現してオンライン対戦を支援するツールです。ゲームのシステムを組み込まずに、道具だけを再現することで汎用的なシミューレーターとなっています。

steam.degica.com

画期的な点は、自分が作ったカードゲームなどのデッキを読み込ませることで、どんなゲームでもプレイできてしまうところです。カードゲームやボードゲームは少し人気が出たゲームでも周りにプレイヤーがいるとは限らず、オンライン対戦がプレイヤーを見つける解決法になるのですが、Talbletop Simulatorならあらゆるゲームを再現してプレイすることが可能です。

tukedai.minibird.jp

つまり、Tabletop Simulatorはゲームであることを捨てたことによって、世界中のどんなカードゲームやボードゲームもオンライン対戦できるプラットフォームへとなり得る可能性がある、まさにカードゲームやボードゲーム版のYouTubeの様なサービスなのです。

www.gamespark.jp

VR市場が立ち上がり始める中で、市場初期に参入することが良いのかというと市場がある程度成長してから参入した方が勝率が高いことはスマホ市場が証明しているように思います。実際、スマホの勝組のコロプラさんがスマホに参入したのはiPhoneが発売された2008年8月から3年後の2011年9月、パズドラは2012年2月にリリースされています。

しかしながら、市場初期に参入するプレイヤーがいないとそもそも市場が活性化しないわけで、市場初期に参入して成長し続ける戦略を取れることが重要なのかなと考えています。スマホ市場で言うと走行記録アプリのRunkeeperや渋滞情報コミュニティのWaze、ダイエット記録のNoomなどネットワーク効果が働くサービスが、市場初期に参入して成長し続けているサービスかなと思います(2社はM&Aされていますが)。

Tabletop Simulatorの様なネットワーク効果が働くサービスを志向すれば、市場初期を乗り切り、市場の成長期に更なる拡大を見込めるサービスを作れるのではないでしょうか。

VR/AR領域のスタートアップを起業しました。社員・インターン(特にUnityエンジニア、3Dデザイナー)に興味がある方はTwitterやtanigo[at]gmail.comまでご連絡ください!

twitter.com